2014/04/29

Monday Kyoto



 &Plemium 2014年2月号に私の住む街、一乗寺が載りました!

やっぴー!ということで、今日は久々に京都ライフの話。


先週末は「第一回一乗寺会(女子会)」を開きました。
一次会はいづぼんという割烹居酒屋。二次会は私のうちで!
た〜のしかった〜!
5人くらい集まったんだけど、みんなかわいいんだよ〜!
そしてみんなクリエイティブ女子なんだよ〜

一乗寺で拾ったメガネフレーム(4万円相当×10個くらい)で遊んだ。
メガネパーティー!
次回は一ヶ月前予約必須の人気フレンチレストラン、アルザスに潜入だー!




そしてつい一昨日の土曜日は「京都ふるどうぐ市」に行って参りました。




会場は「元立誠小学校」。実際に使われていた小学校をそのままイベント会場にしているのです。
ライブや映画上映など、ここではひっきりなしにいろんなイベントが開催されます。
入り口 (写真左上) はこんな感じ。中はこんなかんじ。(写真右上 : 体育館)
今回のイベントは、京都のおしゃれ古道具屋さん(でも京大院生らしい)が企画して、
全国のセンスのいい古道具屋さんを集めた会で、おしゃれな人がいっぱいいました。
もちろんふつうのおじちゃんおばちゃんも来てます。


パリの蚤の市みたいなお店もあった。(左上)やっぱり設置にセンスが出ますよね〜。
中庭では手作りお菓子やコーヒー、手作りソーダなどが売ってまして、三つ編み男の外人さんが売ってたメレンゲが大きくておいしそうだった。



気になった子。子供のおもちゃらしいです。


いっぱいあった。3~5cmくらいなのでちっちゃいんだ。
子供は口に入れちゃいそうで危険なんだけど…ほんとに遊んでたのかな。



そして私が買ったものは何かといいますと…



道具じゃなくて本だった。
(だるまはお面みたいなポリエチレンでできててかわいかった。)

「世界文庫」っていう京都のいい古本屋さんがあるんですがね。ふるどうぐ市に出店してまして、私は沼田元氣氏の本を三冊も買うてしまいました。ぬまげんさん、高校生からのふぁんなんです。写真がたくさんの本です。図鑑に近いかも。絶版のシールが貼ってあって、定価より安いし、今しかない!と思って買っちゃった。でも中身も相当よかった…。
「ぼくの伯父さんの東京案内(2000年)」「東京スーベニイル手帳(2003年)」、「京都スーベニイル手帳 冬春(2004年)」という”ぼくの伯父さんシリーズ”です。
沼田元氣氏は、写真家で詩人という肩書きで、いろんな趣味的な本を出してるんだけど、めちゃセンスがいいんだ〜日本のいい味をいちばん知ってるんじゃないかと思うくらい、良い感覚と表現力。装丁もいつもすごく凝ってて遊び心があって、本当に尊敬です。
こんな本が作りたいです。この人の目で見る東京は好きだ、と思う。そしてやっぱりぬまげんさんは京都も大好きでありました。「京都スーベニイル手帳 冬春」は京都のいいかんじのおみやげを中心に京都について書いてる本なんだけど、あとがきの部分がめちゃよかった!ので最後にそれを載せて眠ります。

(あとがき)

人間の欲望とは困ったもので
「好き」という感情の次には
必ずや「欲しい」と思うのである
それが手に入るものであってもなくてもだ
例えば人を好きになり、次にはその人を欲しいと思う
しかし、いったいそれがその人の心なのかその人自身なのか
たとえそれが手に入ったとしても、実は、心も体も欲しかったのではなく
そこで共に過ごす時間だったり、何かを一緒に共有することだったりして
欲しい(=好き)も思い込みと錯覚でしかない
それに比べて「物」はわかりやすい。お金を払って買う物なら尚更である
ある時ぼくは、京都という街に惚れてしまった
いっそ住んでしまおうか、あるいは京都の人と結婚しようか、なんて考えもした
しかしそんなことをしても、京都を手に入れたことにならないどころか
京都の街に取り込まれ、逆に京都に所有されたことになる
ぼくが京都を好き(=欲しい)と思う理由は何だろうか
それは京都には、他にはどこにもない
京都というオリジナリティがあるからだ
東京はどこかのいろんな街のいいとこを真似してつくった街だ
いろんな国のいろんな街のいいところを寄せ集めて、あんな魅力的な街になった
しかるに、老人が、若者から学ぶのはかっこイイが
真似したり若作りするのは、かっこ悪いのと同じように
その人がその人のオリジナリティで
今の年代に自信があるからこそかっこイイのである
京都はどこの国にもないオリジナリティがあり
「大昔から、いつも今を生きている」
しかも、昔から変わらないことをしてるのに、なぜか「古臭くない」
それから、街が、人が、作るものが自信に満ち溢れていてかっこイイ
だから、そんな街でそんな人たちによって作られた物を持ち帰りたい
好きな街の一部分として買って帰りたいと思うのは当然である
それが、ぼくが京都のスーベニイルが好きな(=欲しい)理由である……

(沼田元氣著「京都スーベニール手帳 冬春」あとがきより)







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